フードバンク×風テラス活動報告Vol.001@新潟

国際安心安全協会新潟支部の顧問を務めて頂いている、一般社団法人ホワイトハンズ 代表理事 坂爪 真吾様より、コロナ禍で生活にお困りの方向に食糧支援を始められました。

●コロナの影響で生活に困っているナイトワークの女性に、お米を届けます!

 新型コロナの感染拡大が続いている中、8月30日から新潟県全域に特別警報が発令されました。酒類を提供する飲食店等への営業時間短縮の要請も行われ、新潟の夜業界も大きな影響を受けています。

 こうした状況の中、新型コロナの感染拡大によって、様々な困難や不安を抱える女性を支援するための取り組みとして、新潟県は、2021年8月より「にいがたRibbon net」というプロジェクトを開始しました。

Ribbon net

https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/danjobyodo/nr.html

県・市町村・各地域のNPO等が連携して、各種窓口での相談、交流イベントの実施や生理用品の配付など、様々な支援に取り組んでいます。

この取り組みの一環として、新潟県フードバンク連絡協議会と風テラスが連携して、新潟県内でナイトワークをしている女性の中で、新型コロナの影響で生活に困っている方々を対象として、食料支援を行う事業を開始いたしました。実施期間は、2021年8月2日~2022年3月31日になります。

毎月定期的に、本事業に協力してくださる県内各地の店舗様の事務所や待機部屋等を訪問して、フードバンクの食品をお届けしております。

写真:フードバンクあがの山田さん(左)、風テラス坂爪(右)

お店の方にリクエストをお聞きしたところ、「レンジでチンして食べられるお米と生理用品の需要が高いと思う」とのとのことだったので、新潟フードバンク連絡協議会様から、たくさんのお米と生理用品を提供して頂きました。

また、シングルで子育てをされている女性向けに、「赤ちゃん用の離乳食やおむつにも需要があるかも」とのことだったので、今後用意していきたいと考えております。

 

<2021年8月~9月の実施日>
8月16日(月) 新潟市

 ⇒お米、インスタント食品、生理用品を配達

8月19日(木) 長岡市~三条市

 ⇒お米、インスタント食品、生理用品を配達

8月23日(月) 上越市~柏崎市

 ⇒お米、インスタント食品、生理用品を配達

8月25日(水) 新潟市

⇒お米30箱(12食分×30箱)野菜(トマト、パプリカ、小松菜、バナナ)を配達

9月3日(金) 長岡市~三条市

⇒お米、インスタント食品、生理用品(18パック×3ケース分)を配達

 

<お店の方の声>

「これまで風俗は世間から無視・黙殺されてきた存在だった。支援の対象にもならない。そんな中で、世間の人たちが自分たちのことを気にしてくれている、心配してくれている、というだけでありがたい。勇気をもらえます」という声を頂きました。

県内各地のお店に、お米や食品と一緒に勇気をお届けできるよう、スタッフ一同頑張ります!

 

<新潟県内のナイトワーク(水商売・風俗店)の店舗様へ>

「生活に困っている女の子がいる」「うちにもお米や食品を届けてほしい」という店舗様は、風テラス事務局(info@futeras.org)、もしくは風テラスのLINE(futeras)までご連絡頂けるとありがたいです。

フードバンク×風テラスのスタッフが、お米・インスタント食品・生理用品を、無料で事務所にお届けします(2022年3月末まで)。

 

<本プロジェクトに関するお問い合わせ先>

風テラス事務局(担当:坂爪)

・HP  https://futeras.org/

・メール info@futeras.org

・LINE  futeras

・Twitter @futeras

 

●プロフィール

一般社団法人ホワイトハンズ代表理事

坂爪真吾

1981年10月21日新潟市生まれ。

東京大学文学部卒。

東京大学文学部在学中に、歌舞伎町の性風俗産業の研究を行う過程で、性風俗産業の問題を知る。

同大卒業後、性に関するサービスを、「関わった人全員が、もれなく幸せになる」ものにする=「性産業の社会化」をテーマに起業。

2008年、「障害者の性」問題を解決するための非営利組織・ホワイトハンズを設立。

年齢や性別、障害や病気の有無に関わらず、全ての人が、生涯にわたって、「性に関する尊厳と自立」を守ることのできる社会の実現を目指して、日夜奮闘中。

二児の父。