11月6日に一般社団法人ホワイトハンズ主催で行われた「風俗福祉基礎研修2016」に参加してきました。
ホワイトハンズ代表理事の坂爪さんは、「新しい『性の公共』をつくる」を使命として、全国で様々な活動を行っています。
当日、全国からこの研修のために集まったのは定員一杯の40名。保育士さん、福祉の専攻されている学生、雑誌の記者の方から、性風俗店のオーナーさんまで、あらゆる環境に身を置いている方が参加されており、その中で4人1組となりグループディスカッションを行ったり、ホワイトハンズの活動の紹介を聞いたり、風営法の復習をしたりと、とても有意義で素晴らしい4時間でした。
その中でも、坂爪さんが活動されている「風テラス(ふうてらす)」での実際の出来事を元にしたケーススタディからは、多くのことを考えさせられました。
「風俗」と「福祉」の関係とは?
真のセーフティネットとは何か?
相手の課題にどこまで踏み込むべきなのか?
相手と心を通わせるためには?
全ては対人関係が関わっており、解決のための100%のフレームワークはないことを痛感しましたが、それでも相手のために出来ることは何か、を多く学びました。
そして、最後に修了証書を頂き、研修会は終了。
坂爪さんの「真剣さ」に心を打たれた1日でした。社会問題として捉え、一つ一つの課題から目を反らさず泥臭く活動されている姿。ご自身の失敗すらも参加者に伝える謙虚な心。
学んだことは何よりも坂爪さんのその姿勢だったと、今思っています。
私たちもこのような素晴らしい方々と協力しあいながら、働く女性やスタッフの安心・安全に対し真剣に活動を行い、業界の健全化に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。
なお、次回は2017年4月29日(土)とのことです。(風俗福祉基礎研修2017@渋谷)
ぜひ興味を持たれた方は参加してみてください。